痛みの少ない治療を伝えたい - ながさわ歯科医院

お口の中を「見える化」SHINING 3Dの口腔内スキャ ナー

当院では、SHINING 3D(シャイニング3D)の口腔内スキャナーを導入しています。

口腔内スキャナーという名前を聞いても、何をする機械なのか、いまひとつ分からない方も多いと思います。
簡単にいうと、小さなカメラでお口の中をスキャンして、歯や歯ぐきなどの状態を3D画像として確認できる機械です。実際にスキャンすると、自分のお口の中が立体的な画像になって、画面に表示されます。これまで歯科医院では、「ここの歯がこうなっています」と鏡や写真を使って説明することが多かったのですが、患者さんからすると、なかなか分かりにくい部分もあったと思います。

口腔内スキャナーなら、画面を一緒に見ながら、「今、この部分はこういう状態です」「ここは少し注意して見ていきましょう」と説明することができます。自分のお口の中をここまで詳しく見る機会は、普段なかなかありません。そして、今回導入したSHINING 3Dで特に活用していきたいと思っているのが、「AIによる診断アシスト」と「口腔内健康レポート」です。

AIアシストで、お口の状態をチェック

SHINING 3Dの口腔内スキャナーでは、お口の中をスキャンして取得したデータを、AIを活用して解析する機能があります。AIが口腔内の気になる部分を自動的に認識し、歯科医師がお口の状態を確認する際のサポートをしてくれます。歯科医師が目で確認するだけではなく、AIによるチェックも加えることで、お口の状態を確認するための一つのサポートとして活用できます。

もちろん、AIだけで診断が完結するわけではありません。AIによる解析結果を歯科医師が確認し、実際のお口の状態や必要に応じたレントゲンなどの検査結果と合わせて、総合的に診断します。AIに診断を任せるというよりも、歯科医師の診断をサポートしてくれる機能、と考えてもらうと分かりやすいと思います。

お口の状態が分かる「口腔内健康レポート」

もうひとつ便利なのが、「口腔内健康レポート」です。お口の中をスキャンしたデータとAIによる解析結果をもとに、歯科医師が内容を確認し、患者さんにも分かりやすいレポートとして表示することができます。



実際の画面を見ると、文章だけで説明されるよりも、かなり分かりやすいと思います。「どの歯に注意した方がいいのか」「今、自分のお口の中はどんな状態なのか」といったことを、画像を見ながら確認することができます。歯医者さんで説明を受けても、家に帰ると「どこの歯だったかな?」となることもあると思います。自分のお口の中を実際の画像やレポートで見ることで、今まで以上にお口の健康について興味を持ってもらえるのではないかと思っています。

※口腔内健康レポートおよびAIによる解析は、歯科医師の診断をサポートするために活用するものです。最終的な診断は歯科医師が行います。

口腔内を3Dで確認

口腔内スキャナーは、専用の小型カメラをお口の中に入れて、歯列などをデジタルデータとして読み取ります。カメラを動かしながらスキャンしていくと、読み取ったデータが3D画像となって画面上に表示されていきます。画像は拡大したり、角度を変えたりしながら確認できます。普段、自分ではなかなか見ることのできない歯の裏側なども含めて確認できるため、歯科医師と患者さんが同じ画面を見ながら、お口の状態について情報を共有できます。

型取りもデジタルに

口腔内スキャナーには、もうひとつ大きなメリットがあります。歯医者さんでの「型取り」が苦手という方は、結構多いのではないでしょうか。粘土のような材料をお口の中に入れて、固まるまで待つ。嘔吐反射が強い方には、大変な作業だと思います。

口腔内スキャナーを使えば、治療内容によっては、この型取りをデジタルスキャンに置き換えることができます。小型のカメラで歯を順番に読み取っていくと、その場で歯列の3Dデータが出来上がっていきます。印象材を使用した型取りが苦手な方の負担軽減にもつながります。もちろん、すべての治療で従来の型取りが必要なくなるわけではありません。お口の状態や治療内容によって、適切な方法を使い分けていきます。

SHINING 3Dの口腔内スキャナーでできること

お口の中を3Dで確認
スキャンしたお口の中を、立体的な3D画像として確認できます。画像を拡大したり角度を変えたりできるため、患者さんにもお口の状態を視覚的に確認していただけます。
AIによる診断アシスト
スキャンしたデータをAIが解析し、お口の中で気になる部分を確認する際のサポートをします。解析結果は歯科医師が確認し、診断の補助として活用します。
口腔内健康レポート
スキャンしたデータやAIによる解析結果を活用し、お口の状態を分かりやすくまとめたレポートを作成できます。患者さんへの説明や、お口の健康管理に役立てていきます。
デジタルによる型取り
治療内容によっては、従来の印象材による型取りを口腔内スキャナーに置き換えることができます。型取りが苦手な患者さんの身体的な負担にも配慮できます。

「説明を受ける」から 「一緒に見て確認する」診療へ

歯科治療では、患者さん自身には見えないところを治療することが多くあります。だからこそ、「なぜ治療が必要なのか」「今、どんな状態なのか」「これから何に気をつければいいのか」を分かりやすく伝えることが大切だと思っています。

口腔内スキャナーでお口の中を3Dで見てもらい、AIによる解析結果や口腔内健康レポートも使いながら、一緒に状態を確認する。これまでよりも、自分のお口の状態を身近に感じてもらえるのではないかと思います。新しい機械を入れること自体が目的ではありません。せっかく導入したものなので、患者さんへの説明や診断のサポート、そしてこれからのお口の健康管理にしっかり活用していきたいと思っています。

よくあるご質問

スキャンすると痛みはありますか?

口腔内スキャナーは、小型のカメラをお口の中に入れて歯列を読み取ります。スキャンそのものによる痛みは基本的にありません。

スキャンした画像はすぐに見られますか?

はい。読み取ったデータは3D画像として画面に表示されます。歯科医師と一緒に画面を見ながら、お口の状態を確認することができます。

AIが診断してくれるのですか?

AIがスキャンデータを解析し、歯科医師による診断をアシストします。ただし、AIだけで診断を行うものではありません。AIによる解析結果に加え、実際のお口の状態や必要な検査結果などを歯科医師が確認し、総合的に診断します。

すべての治療でスキャナーを使用しますか?

治療内容やお口の状態によって異なります。口腔内スキャナーが適している場合に使用し、必要に応じて従来の型取りやその他の検査も行います。

自分のお口の状態を知ることから

「痛くなったから歯医者さんに行く」だけではなく、自分のお口の中が今どうなっているのかを知ることも、お口の健康を守っていくためには大切です。SHINING 3Dの口腔内スキャナーを使うことで、これまで見えにくかったお口の中を3D画像で確認し、AIによる解析や口腔内健康レポートを使って、より分かりやすくお伝えできるようになりました。患者さんにも自分のお口の状態を知ってもらい、一緒に治療や予防について考えていく。そのための道具として、これからしっかり活用していきたいと思っています。